複数の状態を切り替える

最終更新 : 2019/05/19

今回のテーマは、ON/OFFだけではおさまらない、複数の状態を切り替える場合の作り方です。
 やり方はたくさんありますが、とりあえずシンプルに思えるものを紹介します。

変数(変数カスタマイザー)

(関連記事:変数と変数カスタマイザー

例えば難易度を示す変数を用意しておいて、0ならイージー、1ならノーマル、2ならハード、といった感じで当てはめて使います。

値を判定するには「カルキュレーター」ガジェットを使います。

画像 カルキュレーターは、オレンジの真ん中あたり

次の画像は変数で状態を切り替える例です。変数カスタマイザーで「ゲット」した値を、カルキュレーターで判定します。

画像 カルキュレーターのBの値は手直しメニューで入力するか、よそからワイヤーをつなげて設定

よくも悪くも、複数の状態が両立する形を作りやすいです。

セレクター

複数の状態のうち、どれか一つを有効にするなら「セレクター」ガジェットがそのものズバリです。

画像 セレクターは、オレンジの真ん中より左側。論理ゲートの次です

  • A~Jまでのポートの「どれか一つ」に切り替えられる
  • 「次のポートに進む」「前のポートに戻る」という指示を出せる
  • ポートAはゲーム開始直後に自動的に有効になる

画像 次のポートがない状態で「次に移動」すると、Aに戻ります

セレクターは順次処理を作る時にも有効です。「処理1をやってからでないと処理2はやっちゃダメ」。そんな時はセレクターで上から順番に処理を済ませてから次に進んでいくとイメージしやすくなります。

プロフィール

溟犬一六(めいけんいちろ)。雑種のクリエイター。ハンドル名はガバチョなど