ランダムマシン

最終更新 : 2019/06/20

ランダムで何かをしたい時はこのガジェットの出番です。

画像 黄色アイコンの先頭です

もし乱数がほしいという場合は、すでに公開されているギミック(ロジックシステム)作品を使わせてもらいましょう。「ランダムジェネレーター」といったタイトルが多いですので、「random」で検索するとたくさん見つかります。

なお0~9の整数であれば、ランダムマシン単体で取得できます。

概要

指定の数のポートについて、ポートのうちのどれか一つが、ランダムで有効になります。好きなタイミングで有効なポートを切り替えられます。

シンプルで簡単そうに見えるのですが、大きなインプットポートが2つ並んでいるので、初めて使う時は「ん?」となります。

画像 インプットの名称からは動作を想像しにくいです

上のインプット:ランダム化するインプット

意味合いとしては「渡したいシグナル」です。ここに接続されたシグナルを、選ばれているポートにそのまま流します。たとえばシグナル発生マシンなどの強弱シグナルをつなげば、その動的な値をそのまま流せます。

このインプットを使わない場合、選ばれたポートからはONシグナルが送信されます。言ってしまえば使わなくてもいいポートです。

下のインプット:ランダム化

意味合いとしては「ポート切り替え」です。ここにシグナルまたはパルスを送信すると、ポートを選び直します。(選び方は後述の「ランダム化モード」に従います)

ランダム化モード

  • リピートなし:ランダムにポートを選びます。さっきと同じになったらもう一回選び直します(毎回ポートが変わります)
  • シャッフル:ゲーム開始時にポートの順番をランダムに決めます。ゲーム中はその決まった順番でまわします
  • 完全ランダム:ランダムにポートを選びます。同じポートが続くこともあります

実験例

一度動かしてみると分かりやすいです。試してみてください。

  1. ループタイマーとランダムマシンを設置
  2. タイマーのアウトプットをランダムマシンの上のポートに接続
  3. タイマー完了(パルス)をランダムマシンの下のポートに接続
  4. ランダムマシンの アウトプットポートをナンバー表示マシンへ接続

画像 タイマーパルスの度にポートを選んでいることが分かります

アクティブポート

ランダムマシンには「アクティブポート」のアウトプットがあります。これに接続すれば、今選ばれているポート番号(0~最大9)を取得できます。そしてポートはランダムで選ばれますので、ランダムで数値をゲットできるということになります。

画像 アクティブポートは、実はセレクターにもついてます

最大値はポートの数によりますので、設定をお忘れなく。またランダム化モード「シャッフル」ではランダムと呼べなくなります。「リピートなし」か「完全ランダム」か、連続で同じ値を許可するかどうかで決めましょう。

ギミック作品をチェック

前述のアクティブポートを使うタイプの乱数生成器がいくつか公開されています。また「シグナル発生マシン」を高速で回して、そのほぼランダムな数値を計算に影響させるパターンもあるようです。いずれにしても素晴らしいアイデアばかりです。

興味のある方は乱数ギミック作品をチェックしてみてください。楽しい時間を過ごせるでしょう。

プロフィール

溟犬一六(めいけんいちろ)。雑種のクリエイター。ハンドル名はガバチョなど