エフェクトの再生方法
最終更新 : 2020/02/26
最終更新 : 2020/02/26
ゲームでも映画でも欠かせないのが、キラキラピカピカした特殊効果、エフェクトです。
たくさんのドリーマーがエフェクト作品を公開していますが、まずはMm公式の「スターターキット > エフェクト」をチェックしてみましょう。そのまま使えそうなエフェクトがいくつか用意してあります。
これらのエフェクトを配置してゲームを開始すれば勝手に再生されますが……さて、これを好きな時に何回でも再生するためにはどうすれば良いでしょうか。
エフェクトのパターンをいくつか挙げながら説明します。
単一のペイントをアニメーションさせている、シンプルなエフェクトがあります。まずはこれを触ってみるのが分かりやすいと思います。 スターターキットのエフェクトでは、以下が該当します。
これらのエフェクトを配置してテストプレイすると、ゲーム開始と同時に再生されて、それ以降は何も起こりません。 こういったエフェクトを好きな時に再生する手順は次の通りです。
以上です。このタイプのエフェクトは電源がONだとゲーム開始直後に再生されてしまうので、最初はOFFになるようにカウンターやセレクターで制御しましょう。また、電源のシグナルは流れ続けるようにしましょう。そうしないと、2回目以降のシグナルを検出できません。
次の図は配線例です。
電源が入った時、初回アニメが再生されます。カウンターのリセットは出番がないかもしれませんね。
エフェクトをスタンプして手直しメニューを開くと、「グループの手直しメニュー」となり、「アニメーションをリスタート」へ直接つなげません。次のエフェクトが該当します。
「アニメーションをリスタート」につなぐために、L1+×でスコープインしてから、ペイントの手直しメニューを開けば……と考えたくなりますが、ここで一考。もしも、ペイント100個がグループ化されていたらどうでしょうか。とてもじゃないですがワイヤーをつないでいられなくなりますね。ということで、エミッターを使う方法をご紹介。
手順は次の通りです。
以上です。
「このエフェクトを発射します」という設定が済んだら、スタンプしたエフェクト本体は非表示になります。表示・非表示メニューの透明プレビューをOFFにすれば表示できますが、これを削除するとエミット対象がなくなった扱いになり、動かなくなります。
エミットスピードを0秒にしないとエフェクトが流れていってしまいます。
再生する時だけ、エミッターの電源に合図を送ります。
この方法の利点は、エフェクトグループの中身をチェックする必要がないことです。配置して1回再生されるエフェクトはすべてこの方法で呼び出せます。(パターン1のエフェクトにも使えます)
ただ、エフェクト作品の中にはマイクロチップ内をいじることで演出を調整できるものもあります。ですのでまずは中身をチェックしてみるのがおすすめです。その結果、「よし、意味が分からん!」とか、「このまま再生でいいや」なんていう時には、エミッターを使うと良いでしょう。
なお、動くオブジェクトにエフェクトを発生させたいなら、エミッターをその動くオブジェクトにスコープインさせましょう。そうすればエミッターの射出位置も一緒に動いてくれます。
また、エフェクトを大量に同時再生する場合はエミッターの「最大の残留数」を調整してください。あまりに数が多くなるとメモリの限界に達し、ゲームに影響が出るのでご注意を。
電源がONの間ループ再生されるエフェクトがあります。配置するだけでそのまま使えます。
スターターキットでは下記が該当します。
もしエフェクトのスタートタイミングを制御したいなら、エフェクトの手直しメニューを開いてください。この手直しメニューの電源にワイヤーをつないで、好きなタイミングでオンにしてください。パターン1の電源制御と考え方は同じです。
開始時や終了時に「パッ」「パッ」と切り替わるのが嫌な場合は、シグナル操作マシンをかませて、手直しメニューの「アウトプットのスムージング」に時間をかけましょう。そうすることでフェードイン、フェードアウトしてくれます。
シグナル操作マシンのモードはデフォルト「スムージングのみ」でOK
開始だけ制御したいならエミッターで射出してもいいですね。
##パターン4:タイムラインのみ スターターキットにはありませんが、「タイムライン」ガジェット内にキーフレームや効果音がまとまっているタイプのエフェクトもあります。
再生モードが「1回だけ」のタイムラインの場合、タイムラインの手直しメニュー内に「タイムラインをリスタート」というポートがありますので、パターン1と同じ使い方ができます。(もちろん、エミッターでも可)
再生モードが「キープ」や「ループ」ならパターン3と同じように、電源制御するだけで使えるはずです。
タイムラインは音楽やアニメーションに興味がないと、なかなか触る機会がないですね。
タイムラインはペイントの手直しメニューにはない「再生終了」のポートがありますので、また使いやすくなっています。BGMなら「タイムラインをリスタート」で毎回頭から再生、「電源」で一時停止してそこから再開、といった感じで使い分けできます。
ドリーマーが制作したエフェクト作品の中には、配置しただけでは再生されないものがあります。こういう作品には、 再生用のインプットポート(ノード)が用意されているかもしれません。スタンプ直後に見当たらなければ、 L1+×でスコープインして探してみましょう。
見つかったインプットポートにシグナルを送れば、ステキなエフェクトが再生されると思います。まあ、こういった作品については「再生する時はこうやってください」と説明書きがついているとは思いますが。
もしポートが見つからず、説明書きもないという時は、マイクロチップを調査して「どうやって再生するつもりで作ったんだろう?」と制作者の意図を読み取る必要があります。
調べる場合はとりあえず電源をチェックしましょう。「勝手に再生されないように初期電源をOFFにしてあるだけ」ということも十分考えられますからね。
今回はエフェクトの再生方法をいくつかご紹介しました。
たくさんのクリエイターがエフェクト作品を公開していますので、エフェクトをどんどん使って、ド派手な作品を作ってみてください。
溟犬一六(めいけんいちろ)。雑種のクリエイター。ハンドル名はガバチョなど