オートガイド
最終更新 : 2019/06/25
最終更新 : 2019/06/25
オートガイドガジェットはゲームプレイギアの中にあります。
エレメント作者でないなら出番は少ないかも
オートガイドをオブジェクトに含めることによって、そのオブジェクトを配置する時のルールを指定できます。ルールというのは、これ以上拡大・縮小できないようにとか、サーフェイス・スナップをONにするとかです。
サーフェイス・スナップって何? と疑問に思うかもしれませんが、説明が長くなりますので記事の後半で解説します。まずはオートガイド全体のお話から。
次の画像はオートガイドガジェットの手直しメニューです。
| 項目 | 内容 | | ---- | ---- | | グリッド | 移動する時にグリッドを自動表示 | | サーフェイス・スナップ | 移動する時にスナップを有効にする(詳細は後ほど) | | スタンド | 移動する時に上方向をキープする | | 最小倍率 | これより小さくすることは許さない、という倍率 | | 最大倍率 | これより大きくすることは許さない、という倍率 |
設定が済んだら、以下の方法でオブジェクトに組み込むことができます。
またスカルプチャーやエフェクトなどの「エレメント作品」の編集中であれば、置いておくだけでも良いです。
スカルプチャー作品『Kokeshi doll』
この状態で公開すると勝手にグループ化されます。
さて、オートガイドガジェットをグループ化すればそれで終わりではありません。
実際にその機能を有効にするには、「ガイド」メニューの「オートガイド」をONにする必要があります。操作性が勝手に変わったらイラッとしますから、デフォルトではオフになっているわけです。
使いたい時だけチェックを入れましょう
ちなみにサイズについてですが、オートガイドの初期値だと最大も最小も1.0倍、つまり縮小も拡大もNGということになっています。よく考えて設定しましょう。
オートガイド全体については以上となります。続いてサーフェイス・スナップをピックアップして記載します。
サーフェイス・スナップ(以下スナップ)は、スカルプトモードではメニューから設定できる機能です。これを使うと、オブジェクトが他のオブジェクトの面に吸着するようになります。
組み立てモードでスナップを適用したい場合には、オートガイドを使うしかありません。スナップには「オン」と「スナップの向き」という2つのモードがあります。
違いを確認するため、下図のオブジェクトをキューブにスナップしてみます。
トゲのような家のような物体です
つかんだオブジェクトの角度を変えずに吸着します。ななめのまま吸着できますよ、というアイコンです。
吸着の前の角度を保ちます
「スタンド」をONにすれば次のようになります。
すべて上向きです
吸着面を下と見なして吸着します。こちらの方がイメージ通りかもしれませんね。このモードではスタンドは無効になります。
トゲ付き鉄球などが簡単に作れます
エレメント作品にオートガイドを含めて、いざゲーム画面に配置してみると、めり込んだり浮いたりして、思い通りに吸着してくれないことがあるかもしれません。
たとえば先ほどちらりと登場したコケシの場合、次のようになるかもしれません。
めりこみコケシ……
実はスナップ機能はインプチップで掴(つか)んだ位置の白点が吸着するようになっています。ゲームシーン内で作ったオブジェクトなら、掴んだ位置がそのまま白点となります。しかし外部から取り込んだエレメント作品の場合、その白点の位置は固定となります。
コケシは真ん中が掴まれていたため、地面にめり込んでしまいました。
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掴んだ時の白点が吸着します
この白点は、エレメント作品内で指定できます。指定方法をくわしく見ていきましょう。
エレメント作品のエディット画面にきたら、表示/非表示メニューから、「掴みポイント」をONにします。そうすると掴みポイントが見えるようになります。
デフォルトでは見えません
掴みポイントを、吸着させたいところに移動しましょう。この時、掴みポイントは回転させることもできるので注意が必要です。うっかり回転させてしまうと、作品の正面が変わってしまいます。そうならないように、グリッドを使うといいでしょう。 もしズレてしまったら、掴みポイントにカーソルを合わせて△ボタンを押せば初期化できます。
掴みポイントの位置を調整
作業は以上となります。掴みポイントが変更されて、サーフェイス・スナップも期待通りの結果になってくれました。
コケシ 大地に立つ!!
掴みポイントはサーフェイススナップを使うかどうかに関わらず、移動させる時に目立ちます。エレメント作品を公開する時はできるだけ調整した方が良いでしょう。
溟犬一六(めいけんいちろ)。雑種のクリエイター。ハンドル名はガバチョなど